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アニパン開発チームが再び集まってWeb3ゲームを開発した理由は?

 

Web3ゲーム市場において、スカイマビスのAxie IPが持つ地位は非常に大きい。Web3ゲーム、P2Eゲームの基準を示したゲームであり、その先頭に立ったゲームとして全盛期にはNFT取引量の70%を占めたほどだったから、言うまでもないだろう。クリプトウィンターを経験した今はその熱気も一段落したが、今もなおWeb3ゲームを代表するIPとして影響力を発揮している。

 

そんなAxie IPが、Axie Infinity、Axie Infinity Origin(以下、Axie Origin)に続く3作目『Axie Champions』として帰ってきた。さらに驚くべきは、アニパンシリーズの開発者たちが集まって新たに設立したBally Gamesと共に開発したという点だ。

 

かつて韓国を代表したモバイルパズルゲーム、アニパンシリーズを開発した開発チームが再び集まり、Web3ゲーム『Axie Champions』を開発した理由は何なのか、Bally Gamesを訪ねて話を聞く時間を持った。

 

▲ Bally Games キム・スファンPD

 

 

スカイマビスとアニパンの開発者たちが出会った!
『Axie Champions』、Axie IPにアニパンのパズルノウハウを組み合わせてシナジーを最大化させることを目指す

 

Q. P2Eパズルゲームとのことですが、Wemade Play(SundayToz)で作ってもよかったのではないかと思いますが、会社を離れて新たにBally Gamesを創業しました。特別な理由があるのでしょうか?

 

= まず、今からする回答が代表やチームメンバーの考えをすべて代弁したものではないという点をご理解ください。

 

一番大きな理由は、作りたいゲームを作るのが難しかったからだと聞いています。どうしてもWemade Playは以前からパズルゲームを開発してきたノウハウがありますよね。それに加えて、WemadeがSundayTozを買収し、P2Eゲーム開発に対する足場が設けられた状況ではありましたが、次期作を開発するにあたって、より積極的にP2Eゲームを作り、市場を攻略するためにWemade Playを離れて新たにBally Gamesを創業したと聞いています。

 

 

Q. 本格的にゲームについて話しましょう。『Axie Champions』はどんなゲームですか?

 

= 『Axie Champions』はスカイマビスのAxie IPを活用したパズルRPGです。最初にスカイマビスと協力して新作を作る際、どんなジャンルにするか悩みが大きかったのですが、やはり私たちが一番得意なジャンルにするのが良いという考えでパズルRPGにすることになりました。

 

そうしてパズルRPGに方向性を決めたので、次はライブサービスに対する部分が課題となりました。どうしても長くサービスするには、ユーザー同士が競い合うPvPしかないという考えに至り、このような悩みの末にPvPを基盤としたパズルRPG『Axie Champions』が誕生することができました。

 

P2E要素は基本的にユーザー同士が対戦して賞金を獲得する方式を思い浮かべれば理解しやすいと思います。もちろん、これが過度になるとストレスになる可能性もあるので、緩和するための要素としてライトに楽しめるPvEコンテンツも用意されています。今後もPvPはもちろん、PvEコンテンツも着実に提供する予定です。

 

 

 

Q. Axieといえば、それでもP2Eゲームの中ではかなり名前が知られているIPですが、どのように一緒にすることになったのですか?

 

= どちらもパズルゲームじゃないですか。アニパンが海外でもかなり良い成果を出したのですが、そのおかげかスカイマビスの方からAxie IPを活用した新作を作りたいと接触があり、一緒にすることになりました。Axie IPの影響力に加え、アニパンシリーズを作った私たちのパズルノウハウが加わり、シナジーを生み出していると見ていただければと思います。

 

 

Q. 去る2月20日に正式リリースしました。P2Eゲームを代表するAxie IPを活用した新作であるだけに、関心も大きかったと思いますが、これまでの成果はいかがですか?

 

= 総ユーザー数は5万人以上と集計されており、その中で今まで着実に楽しんでいるユーザーは約2千人ほどです。該当ユーザーはまさにコアユーザーと言えるのですが、『Axie Infinity』の核心コンテンツと言えるPvPコンテンツ、チャンピオンズリーグを楽しんでいるユーザーで、リテンションもかなり高い方です。今後はそのようなコアユーザーの数を維持する一方、着実に増やすように運営するつもりです。

 

 

Q. Axie InfinityのAxie NFTを使うことができると紹介していますが、同じAxieを共有するという概念なのでしょうか?

 

= そうです。Axie Infinity、Axie OriginのAxie NFTがあれば、そのまま私たちのゲームで使うことができます。そのためか、現在『Axie Champions』を楽しんでいるユーザーのほとんどは以前にAxie Infinity、Axie Originを楽しんでいたユーザーだと聞いています。

 

▲ 以前にAxie NFTを購入していたら、そのまま『Axie Champions』でも使うことができる

 

 

Q. P2Eゲームの核心は何だと思いますか?

 

= ゲームである以上、結局面白くなければなりません。しかし、まだWeb3ゲームで代表されるP2Eゲームを見るユーザーの視線がWeb2ゲームとは少し違うのが事実です。ユーザーがゲームに望む点、価値と言うべきでしょうか。Web2ゲームは第一の価値が面白さなら、Web3ゲームはP2Eゲームという名称からも分かるように、まだ収益性がより大きいようです。

 

 

Q. どうしてもP2Eゲームをめぐる雰囲気が良くはありません。それでもP2Eゲームを開発した理由があるのでしょうか?

 

= 大きく2つの理由が挙げられると思います。1つ目は会社を創業したばかりの頃のことで、冷え込んだ時期だったと言うべきでしょうか。投資が大幅に減った時期に突破口となってくれました。そのような縁に加え、当時P2Eゲームに対する否定的な認識が拡散していたのですが、そのような認識を壊したいという欲求が重なり、『Axie Champions』を一緒に開発することになりました。

 

 

Q. 先ほどP2Eゲームユーザーの第一の価値は収益性だと言いました。結局、トークン、コインの価格がゲームのライフサイクルとも連動しているということですが、『Axie Champions』はこれをどのように維持するつもりですか?

 

= 基本的には収益の一部をユーザーに分配する形にして、トークンの価値を維持するつもりです。リーグでランキングに入ると賞金としてトークンを受け取ることになりますが、この賞金はユーザーが課金すればするほど大きくなる形です。簡単に言うと、課金の10%程度を賞金として分配すると見れば良いでしょう。

 

2つ目はCUBEという、まだ正式に発行していないトークンがあり、RONINトークンでCUBEを購入し、CUBEでゲーム内の様々なアイテムを買えるようにすることで、自然にトークンを焼却するようにして財貨の価値を維持するようにしています。今後もトークノミクスについてはさらに気を配るつもりです。

 

▲ ユーザーがたくさん楽しみ、課金すればするほど賞金も大きくなる構造だ

 

 

Q. 競争を通じて収益を得る形なら、自然に課金したユーザーが有利になるしかないのですが、無課金ユーザーはお金を稼げない構造なのでしょうか?

 

= 課金したユーザーがより多く稼げるのは事実です。しかし、だからといって無課金ユーザーが全く稼げないわけではありません。無課金ユーザーもある程度は稼ぐことができます。さらに他のWeb3ゲームの収益平均値を調査して比較した結果、むしろ『Axie Infinity』の方が高いほどでした。今はその時よりもさらに収益性が上がった状態であり、今後も着実に収益性を改善する予定です。一方、肯定的にばかり見ることは難しいですが、収益性が高いからかダミーアカウントも増え続けています。この部分も注視しています。

 

 

Q. Axie Infinityもそうでしたが、いくつかのP2EゲームはNFTを購入しなければならないなど、参入障壁が存在しますが、『Axie Champions』はいかがですか?

 

= そうなんです。それでAxie InfinityやAxie OriginがスターターAxieを提供するようにして参入障壁を下げるために努力しましたが、『Axie Champions』もスターターAxieを提供することでAxie NFTを購入しなくてもすぐにゲームを楽しめるようにしています。

 

 

Q. 最近、カジュアルゲームが再び注目されていますが、このようなトレンドがP2Eゲームにも影響を与えるでしょうか?

 

= まだわずかなようです。理由は単純です。ユーザーがP2Eゲームを楽しむ一番大きな理由は収益性だからです。いつかはゲームの面白さ、人気とトークン、コインの価値が連動する形のP2Eゲームが出てくるかもしれませんが、当分はこの流れが続くと見られます。

 

 

Q. 東南アジアの国民的ゲーム、生計の手段とまで考えられていたAxie Infinityとは異なり、『Axie Champions』はブラジルで人気を集めているようです。

 

= 私たちも不思議に思っている部分ではありますが、推測に過ぎませんが、経済的な側面がある程度影響を与えているように見えます。過去にAxie Infinityが東南アジアで生計の手段だったように、南米、ブラジルでも生計の手段や一種の副業として扱われているようです。2つ目はマーケティングをスカイマビスがしているのですが、新しい市場を開拓しようと南米マーケティングに力を入れているからではないかと推測しています。

 

 

Q. 最近はP2Eゲームと言ってもハイクオリティなゲームが多いです。一方、『Axie Champions』はAxie Infinityと似たクオリティですが、これも意図したものでしょうか?

 

= どうしてもAxieというIPが東南アジア市場で持つ象徴性がありますよね。それらを考慮する一方、既存のAxie InfinityやAxie Originを楽しんだユーザーが自然に『Axie Champions』を楽しむようにするために、低スペックの機器でも十分に楽しめるようにする必要があったため、クオリティを意図的に今のレベルに合わせました。

 

▲ カジュアルだが、コンテンツだけは充実して実装する予定だ

 

 

Q. 次期作も重要ですが、今後もP2Eゲームを中心に開発する予定ですか?

 

= 何かすごいモメンタムがあれば、それに合わせて私たちも変化を考慮しなければなりませんが、そうでなければ、とりあえず私たちが一番得意なことを持っていこうと思います。今の私たちにとってはそれがP2Eゲーム、そしてパズルであるだけに、当分はこの基調で次期作を開発する予定です。ただし、次期作についてはまだ明確な輪郭が掴めていない状態であるため、この場でどんなゲームを開発するかを明かすのは時期尚早だと思います。

 

 

Q. 『Axie Champions』の未来、そしてP2Eゲームの見通しについて聞かせてください。

 

= 以前にスカイマビスがAxie IPについてポケモンみたいなゲームになるのが目標だと言ったことがありますが、その目標に向かって着実に前進している姿です。Axie Infinity、Axie Origin、そして私たちと一緒に『Axie Champions』を出すことでAxieというIP、NFTを一つにまとめているじゃないですか。Web3ゲーム、P2Eゲームが究極的な形で一つのNFTを共有できると口ばかり言っている中で、スカイマビスはそれを実現させているわけです。そういう意味で考えると、今後Axie IPが増えれば増えるほどユーザーも増えるでしょうし、そうすれば自然にトークンやコインの価値も高まると考えています。

 

ただし、P2Eゲームの見通しについて話すには色々と慎重になります。ただ、今はWeb3ゲームが収益性に焦点を当てているとしたら、後にはそのような面が薄れていくのではないかと思います。Web2ゲームだけ見ても、ゲームをしながらアイテム取引などを通してお金を稼ぐことができるにもかかわらず、収益性に焦点を当ててはいませんよね。Web3ゲームも開発会社とユーザーが追求する価値が収益性から面白さに移ることによってP2Eゲームという用語が徐々に消え、Web2ゲームとWeb3ゲームの区分も消えるだろうと見ています。

 

 

Q. Bally Gamesの役割も重要になりそうですね。

 

= そうです。しかし、Web3ゲーム、P2Eゲームを見る否定的な視線をなくす特効薬のようなものはないと思います。ゲームを着実にサービスすることで信頼感を築く正攻法が最善の方法であるだけに、『Axie Champions』はもちろん、今後ゲームを開発するにあたってもユーザーが信頼できる開発会社になれるように努力します。

 

ゲームファイインベンユン・ホンマン記者
2024-05-16

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